米メジャーリーグのオールスターゲーム。大谷選手がなんと史上初の二刀流をして、かつ勝ち投手になりました。なんと云ったらいいか分かりません。感動を超えて、もう絶句です。オフィスの周りの人も、同様になんて表現したらいいか分からない、とつぶやいておりました。一方で、その観客の多さにもビックリし、なんでオリンピックは無観客なんだろう?と疑問を持っていました。
数字で見てみましょう。重症者数、日本は 424、アメリカは 4,640。アメリカは10倍以上です。現患者数(Active Cases)、日本は 19,190、アメリカは 4,879,927です(出典:worldometer)。そもそも定義が同じかどうか不明です。そしてオリンピックはまだ10日先で、今後の陽性者・重症者の増え方も予断を許しません。また、日本の医療体制や枠組みが、或る意味では充実しているのですが、感染病の流行には脆弱な点があることも否めません。然しながらそれでも、やはりギャップを感ぜざるを得ません。
アメリカ等の諸外国に比べて、少なくとも今の段階で低く抑えられている感染・重症状況を知っている人は、日本の無観客オリンピックを見て北朝鮮のような全体主義の国だと感じるでしょうか?或いは日本の感染・重症状況を知らないでオリンピックを見る人は、日本のコロナ状況は恐ろしく悪いのではないかと感じるでしょうか?いずれも実態から、大きく、大きく、大谷翔平のホームランより遙かに大きくずれているように感じます。もっと正確に日本の状況を世界に伝えないといけないと感じるのは、私だけでしょうか?