4月に史上最高値の708万円付近をつけたBTC(ビットコイン)ですが、反落して、ちょうど半値以下となりました。先週の安値は319万円付近、そして現在は380万円付近で推移をしています。
株式市場でも半値押し、半値戻しというように、そろそろ値ごろ感が出てきたタイミングではないでしょうか。
今日も日足チャートから見ていきましょう。
BTCは下落トレンド終盤局面の兆候
BTC/JPY日足です。
5月中旬からこの価格帯に入り、すでに1ヶ月以上が経過をしました。ざっと320−450万円ゾーンです。高値と安値を同時に更新するなど、トレンド終盤でよく見られる値動きになっています。
個人的には間もなく下落トレンドが終息すると考えており、この後、三角持ち合いを形成するようなおとなしい値動きになってくるのではないかと予想しています。ボリンジャーハンドの中心線をベースに、このSMA(単純移動平均線)を挟んだ推移を続けるイメージです。
暗号資産市場も夏枯れ相場のように方向感を失いやすい時期になりつつあるため、しばらくこういった値動きが続くと考えています。
続いて、BTC/JPY4時間足です。
既に仕込み終えている方にとっては、追加エントリーはまだ不要だと考えますが、資金に余裕がある方向けに以下、お伝えします。
4時間足ですと、三角持ち合い形成のフェーズに入ったと断定して、下限ラインからの押し目を丁寧に拾っていくスタンスで良いのではないでしょうか。
今週に限っては350万円台からの押し目買いが良いかと思います。400万円超えでは様子見の姿勢を強めて静観する、といった具合です。
またはボリンジャーバンド幅を随時確認し、-1σ付近を下回ったタイミングから買いを狙うなど、工夫を検討してみてはいかがでしょうか。MACDもおそらく0.00ラインを挟んだ展開になると予想します。
筆者は6−8月に仮想通貨トレードで大きく収益を上げた記憶があまりありません。今はコツコツと仕込むフェーズだと割り切ったトレードを心がけたほうが無難なようにも感じます。
ETH日足はダブルボトム形成中?
ETH(イーサリアム)分析に移ります。
以前のコラムで7月後半からETH投資の比重を高めるとお伝えしていましたが、その目線に変更はありません。
現在、日足のダブルボトムと思わしき足型を形成中なのでしょうか。まずは緑の下降トレンドラインタッチに期待した押し目買いを狙いたいところです。ただ、まだエントリーするのは2週間ほど早い認識ですので、もう少々我慢したほうが良いでしょう。
2020年は唯一、夏相場にETHが大きく上昇をしました。DeFiバブルの初動となった値動きです。2021年もその値動きは少なからず意識されるでしょう。そのタイミングを見計らってエントリーを狙いますが、現在は少額のロングポジションの買いに留めたままとし、今週は押し目買いを見送る方向で考えています。
慎重姿勢を維持しながら、エントリーを狙うとしても、現在安値に引けるサポートライン付近からの押し目買いレベルからでしょうか。
BTCを中心とした買いトレード目線を堅持し、ETHは少額レベルでの買いトレードを検討しつつも再始動は7月後半以降のイメージです。