昨日スーパーで菖蒲を見掛けたので買って、ウキウキと菖蒲湯を入れたのですが、残念ながらあの草っぽい匂いはほとんどしないで、葉っぱをちぎって中を嗅ぐとなんとかぼんやりとする程度で、残念でした。草笛は鳴らすことは出来たけれども、菖蒲湯と云ったらやはりあの香りで、そして香りが一番「想い出」を呼び覚ますので、香りのない菖蒲湯は、なんとも寂しい気がしました。この日のために随分昔に取られて保管されていた菖蒲なのでしょう。香りのしない菖蒲はふぬけですね。
菖蒲湯は、端午の節供の風物ですが、今年の端午の節供は、子供たちにとっても、とても残念なものだったでしょう。思いっ切り遊ぶことの出来ないこどもの日、みんなで集まってお祝いできない端午の節供。子供たちにとっても、今年の端午の節供はふぬけですね。なんでこうなってしまったのでしょう?それはもちろん新型コロナウイルスのせいなのですが、なんか一番云うことを聞く子供たちに必要以上に制限を課している気もします。切ないな。香らない菖蒲湯は、色々な意味で残念なお風呂でした。