広木さんの著書「相場の論点」に出てくる、「金利パリティ」の考え方がいまいちわかりません

広木さんの著書「相場の論点」に出てくる、金利パリティの考え方がいまいちわかりません。

特にニ国間の金利差は為替に影響(決定要因にならない)していないとも買いてあるし、最後の方では市場参加者は結局金利差を見て動くとも買いてあります。もう少し解説していただけると助かります。

金利差は、為替を動かすこともあれば、そうならないこともある。つまり決定要因ではないということです。ただ、市場参加者の多くが為替の要因を金利差と思っている（言っている）のも事実なので、時にはそれで動くこともある、というのが実際のところでしょう。

多くのひとが言っていることが真実（正しい）とは限りません。例えば、多くの人は企業業績の伸びが株価を決めると思っている（言っている）けれど、実際には必ずしもそうではないのと同じです。

大阪の感染症が、1,000人を超え医療崩壊しそうです。ワクチン接種も遅れていますが、相場は崩れないでしょうか？

崩れる一歩手前で持ち堪えていますね。これが東京圏に及んだらアウトでしょう。もうそうなりかかっています。

緊急事態宣言は最低限、より厳格化な対応が必要であるのに、政府が無策です。厳しい状況だと思います。

現在の29,500円近辺をうろちょろしている株価であれば、広木さんが常々言っておられた年末39,000円は無理じゃないでしょうか？

また、新年度の4月から株価がぐんぐん上がっていくようなことも常々おっしゃっておられましたが、ぱっとしない現状です。お見立ては間違っていたと思われます。改めて、広木さんの今後の株価のストーリーを教えて頂けたら幸いです。

「新年度の4月から株価がぐんぐん上がっていくようなことも常々おっしゃっておられましたが、ぱっとしない現状です。お見立ては間違っていたと思われます。」

⇒これについては間違っていましたね。短観やISMに見られるように景況感の改善、米国金利の頭打ちなどファンダメンタルズに対する読みは合っていましたが、株価の反応は想定外でした。上述の通り、コロナの感染再拡大が重石となっているようで、それは読めませんでした。

「改めて、広木さんの今後の株価のストーリーを教えて頂けたら幸いです」

⇒年末39,000円はコロナの落ち着き次第ですが、この政府の対応を見る限りでは難しいですね。ただし、海外は期待できるので、年内は無理かもしれないけれど来年にはいくのではないでしょうか。JPモルガンチェースのジェイミー・ダイモンCEOは新型コロナウイルスのパンデミック収束に伴い米経済が持ち直し、少なくとも２年間は好況が続くと楽観しているそうです。

以下Bloombergニュース：ダイモン氏は株主に宛てた年次書簡に、「過剰貯蓄と新たな刺激策による貯蓄、巨額の赤字財政支出、追加の量的緩和、新たなインフラストラクチャー法の可能性、ワクチン普及の成功、パンデミック収束前後の高揚感などで、米経済が急拡大することはほぼ間違いない」と記述。「このブームは2023年にかけても容易に続く可能性がある」と続けた。

こうした環境が実現したら39,000円には達するでしょう。3割上がればいいのだから。

広木さんいつも有難うございます。先日、安川電機が好決算ながらも売られてしまいました。

こうなると、機械関連のダイフクやナブテスコといった銘柄も上値が重くなるものなのでしょうか？

安川（6506）は別の要因だったので、ダイフクやナブテスコも同様というわけではないでしょう。

安川急落の翌日にナブテスコ（6268）も連れ安しましたが、値持ちはずっといいと思います。上場来高値をまたとってくるでしょう。

いつもありがとうございます。広き視野 高い見識にいつも敬服しております。YouTuberの中に広木さんを揶揄するかのような輩がいます。

もともと広木さんの眼中に無いとは思いますが、私達は広木さんを断固支持しています。今後とも存分のお働きご指導をよろしくお願いいたします。

ありがたいお言葉をいただき厚く御礼申し上げます。