BTC(ビットコイン)は史上最高値を更新するのか
今週4月14日に、米国最大手の暗号資産取引所のコインベースがNASDAQに上場する予定です。
推定の時価総額は1000億ドル(11兆円)と試算されており、超大型上場となります。直近四半期の業績は過去最高益で、純利益は800-880億円とのことです。(1ドル=110円で換算)
ユーザー数も5600万人で米国民の10-15%はコインベースのアカウントを保有している可能性があります。上場後のシンボルは、Coinとなるそうです。
米国緩和マネーの受け皿となっている暗号資産ですが、暗号資産市場全体の時価総額も200兆円を超えてきています。
BTC/JPYはアセンディングトライアングルをまだ抜けられない
BTC/JPY 日足は、なかなか上方向に明確に抜けていきません。
先週と方向感は変わりませんがアセンディングトライアングルを形成中で、レジスタンスの670-675万円超えはまもなくだと考えています。
コインベース上場を機に上方向に抜けるのではないかと考えています。
押し目買いの目処は、やはりトレンドラインまでの下落でしょうか?
13日、14日などには、一時的に下落することを想定し、620-625万円付近まで押す値動きを想定するなら、このトレンドラインあたりからでしょう。
その場合、ボリンジャーバンドの中心線を少し下回る程度なので、よりスクイーズが進みそうです。最終的に上昇方向でエクスパンションを期待する場合、今一度の押し目の形成はテクニカル的にはまだポジティブだと考えます。
BTC/JPYは、610-660万円レンジをさらに揉み合うのか?
日足では前述の通りの形状をしているので、なかなか方向感を示しません。
4時間足ではエントリーポイントが見つけづらいので、やはり今週は日足トレード狙いの追加エントリー、ポジションをホールドしている方はそのままロング継続でよいのではないかと考えます。
BTC/JPYの4時間足がこの形状ならまた670万円突破からの再トレンド発生に期待した値動き待ちといったところです。4時間足トレードについてのトレードは見送り、ポジションはホールド継続のイメージです。
ETH(イーサリアム)も引き続き25万円を目指す展開か
今週もETHの上昇に分がある
ETH分析に移ります。ETH/BTCはチャート反発しそうな形状となっており、今週もETHの上昇に分があると考えております。
日足は5日連続、緩やかに上昇、先週更新した史上最高値付近で再び推移がはじまっております。
現在、暗号資産市場のBTCの割合は56%程度となっており、比率でみると以前より低下傾向です。海外のアルトコイン市況は活況で、BTCから資金が一部移動し、アルトコイン市場に流入しているようです。こういった背景を考慮、ETH/JPYのほうの上昇幅が大きいように思えます。
さて、前回コラムで執筆した通り、サポートラインであった21万5000円前後できれいに反発しました。
上方向に25万円に向けて上昇していくという考えに変わりはありません。先週と同様に4時間足で並行チャネルをひいてみました。
ターゲットは27万円付近に修正
ETH/JPY4時間足です。平行チャネルレンジ内で引き続き推移をするように考えます。
ボリンジャーバンドはBTCよりもスクイーズ形状が良好です。
このまま現状価格で推移すると、よりボリンジャーバンドが収縮してきますので、次のエクスパンションではより大きなトレンドを発生させやすくなるのではないでしょうか。
先々週に上髭で高値を超えて反落した値動きについて、テクニカル的には少々バツが悪くなっております。ブレイクするとしても急騰というより、段階的に高値を切り上げていくのではないかと思います。
MACDの位置も悪くありません。緩やかな上昇トレンド発生にて先週はETH/JPYは25万円と提示させて頂きましたが、上限が広がっているので、27万円方向に上昇修正してターゲットにしたいと思います。
さて、冒頭でもご紹介しましたが今週はコインベースの上場が最大のイベントとなります。暗号資産業界を牽引する取引所ですから、上場後の株価の上昇はプラスに働くと考えます。
BTCとETH、共に上昇トレード戦略と考えています。