東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は大幅反落となりました。日経平均は135円安の30,020円で寄り付くと直後に66円安の30,089円まで戻しましたが、下げ幅を広げると30,000円の大台を割り込み9時20分過ぎには309円安の29,846円まで下落しました。切り返すと30,000円を一旦回復しましたが、10時10分過ぎに99円安の30,056円まで戻した後30,000円を再び割り込むと232円安の29,923円で前場を終えました。下げ幅を広げ302円安の29,853円でスタートした後場の日経平均は後場寄り直後に338円安の29,817円まで下落した後12時50分前に231円安の29,924円まで戻しましたが、さらに下げ幅を広げると結局484円安の29,671円で取引を終え安値引けとなっています。

こうしたなか新興市場も安く東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均が揃って下落となり、東証マザーズ指数は4.3%安となっています。

2.個別銘柄等

関西と愛知の4府県が緊急事態宣言の解除を要請すると伝わったことで空運株や百貨店株などが買われました。空運株では日本航空(9201)が3.6%高、ANAホールディングス(9202)が2.1%高となり、百貨店株では高島屋(8233)が4.9%高、三越伊勢丹ホールディングス(3099)が5.2%高、J.フロント リテイリング(3086)が4.6%高となっています。不動産株も高く三井不動産(8801)が4.4%高、住友不動産(8830)が3.9%高となったほか、旅行関連ではHIS(9603)が8.4%高、オープンドア(3926)が6.9%高、エアトリ(6191)が7.8%高、KNT-CTホールディングス(9726)が7.6%高となり、エアトリとオープンドアは昨年来高値を更新しています。

一方で米国市場でハイテク株が売られた流れを受けて日本市場でもハイテク株が大きく下げました。電子部品では日本電産(6594)が5.5%安、村田製作所(6981)が5.9%安、太陽誘電(6976)が5.7%安、ローム(6963)が5.9%安となり、半導体関連ではイビデン(4062)が7.6%安、信越化学工業(4063)が4.3%安、ルネサスエレクトロニクス(6723)が4.6%安、SCREENホールディングス(7735)が7.3%安、レーザーテック(6920)が8.2%安となりました。また、ソニー(6758)が5.5%安、富士通(6702)が4.4%安、NEC(6701)が5.6%安、ソフトバンクグループ(9984)が5.2%安となっています。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は484円安となりました。22日の米国市場で金利上昇を受けてハイテク株に売りが出てナスダック総合株価指数が2%を超える大幅下落となったうえ、昨日も戻し切れず続落となったことから売りが優勢となりました。日本市場でも米国市場の流れを引き継いでハイテク株が売られたことで日経平均は30,000円の大台を割り込みました。

こうしたなかで今晩の米国市場では取引終了後に画像処理半導体のエヌビディア(NVDA)が決算を発表する予定です。ハイテク株の動向に神経質な展開が続いているだけにその決算が注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)