日本時間の今晩、午前2時、トランプ大統領の任期が満了します。デモ隊の議会乱入は、防げなかったのか、或いは手引きしたのか、まだ不明の点も多くありますが、いずれにせよ政権交代期に於ける命令系統の混乱が、あのような事態を発生させた背景にあると思うので、主権国家や本当のテロリストがアメリカ国を攻撃したらどうなっちゃうんだろう?と心配していたのですが、杞憂に終わりそうで何よりです。

しかしアメリカともあろう立派な国が、自国民から自国政府を防衛するために、州兵まで出して厳重警戒をするというのは、何とも哀しい話です。これは単に哀しい話なのか、或いは政局として創り出されてることなのか、その辺りも気になります。恐らく0%、100%の話ではなくて、少なくとも数%は後者も混ざっていると私には思えて、それはアメリカの分断を更に助長することになると思うので、心配です。

右・左と大きくぶれているのだと思いますが、早く中道に戻って欲しいと思います。儒教で云うところの中庸、ギリシア哲学、アリストテレスの説いたメソテース(日本語では中庸)、英語で云うところの Golden Mean。これが一番です。トランプさんは、最後に自らの名誉を傷付けてしまったと思いますが、私は嫌いではありません。トランプさん、今晩は何を思うのかな。なんだかんだ云って、4年間、本当に激務だったでしょう。お疲れさまです!