新年気分というものがこれほど希薄な年は、恐らく今年が初めてで最後だろうと、しみじみと思います。そもそも年末年始の休みが究極まで短かったし、更にコロナ禍で正月らしい行事はほとんど出来なかったところに、年初早々からとにかく仕事が忙しいのが加わって、正月気分は一切ありません。去年、突然コロナ禍が始まって、アワアワと仕事の組み立てがギクシャクしたものが、ここに来て効率化が進み、デジタルに色々な用件を受けたり或いは出したりするので、摩擦のない車輪が回るような感じで、仕事にキリがなくなって来ている感覚がします。

これはいいことなのか?もっと時間に余裕を持つべきなのか?ま、しかし、脳のほとんどは寝ている、活用してないというし、処理能力にはまだまだ限界はないと考えるべきか。mRNAワクチンも実用化と応用が進み、コロナ禍を抜け、一方デジタル化が進み、効率が飛躍的に進んだ先には、どんな社会が待っているのでしょうか?

星新一さんならどう考えてどんな未来を書いたかなぁ。ひとつ思うのは、生活の在り方を大きく変え過ぎると、想像も付かない物理的変化が、自らの人体に起きるのではないかということです。それも困ります。星新一世界の主人公にならないように、気を付けたいと思います。