今日も今年の総集編シリーズを書こうと思っていたら、仮想通貨界隈で大きなニュースがあったので、今日は仮想通貨について書こうと思います。米証券取引委員会(SEC)が仮想通貨の一種であるリップルを提訴するとの報道がなされ、今日はリップルが大きく売られています。
今まで仮想通貨マーケットは、一般に、売られる時は概ね全てのコインが売られ、買われる時は概ね全てのコインが買われる、と云うことが起きてきました。しかし今日は、リップルが売られる一方で、ビットコインは買われています。いわゆる Flight to quality =「質への逃避」が起きたように見えます。これは中々面白い含意があると思います。
即ち、仮想通貨間でアセット・アロケーション、資産配分が行われたことを示唆しており、仮想通貨がひとつの資産クラスとして熟しつつある、或いは少なくともその兆しだと思われます。
以前からこのつぶやきで書いているように、無尽蔵に刷り続けられる・発行されるお金や債券は買わずに、或いはそれらを売って、供給量が限定されている資産、例えば株式や、最大供給量が予め決められていてかつその供給量に近付いているビットコインのような仮想通貨・暗号資産に資金が流れるという構図は、今年確立されつつある大きな出来事だと思います。最後はやはり今年の総集編になりましたね!