ビットコインが強いです。この一日で15%価格は上昇し、日本円で200万円から230万円まで行き、ドルで云うと抵抗線であった2万ドルを突破し、2万2千ドルも超えました。一方で、ビットコインなどの仮想通貨、或いは暗号資産は、「裏付けのないモノ」と指摘されることが良くあります。しかし「裏付け」とは何でしょうか?

株式には企業という裏付けがあります。株式は、企業の共有持分と考えることが出来ます。確かにこれは裏付けがありそうです。では「お金」はどうでしょう?コロナ禍で、世界の中央銀行はお金を刷りまくっています。アメリカに於いては、今年の6月ひと月だけで、建国以来最初の200年間に刷ったお金の量よりも多くのお金を刷りました。

お金には「国」なる裏付けがあると云います。しかしそれは具体的に何でしょう?例えば日本では、「国」は債務超過状態です。年金負債などを勘案すると、日本国政府部は、通常の金融的意味合いでは、破産しているのです。課税する力があるから大丈夫、と云う主張もありますが、単年度でも赤字で、担税者である勤労人口は急速に減少している中で、破産している主体とそのような不安定な課税力の組み合わせが、ちゃんとした「裏付け」になるのでしょうか。

私は、実は、例えば日本国政府部は、破綻しているとは考えていません。日本国は、これからも十分に持続可能だと考えています。しかし、上に述べたような状況の「国」が無尽蔵に刷り続ける「お金」は裏付けのあるモノで、供給量に上限が定められていて、流通量がコントロールされているビットコインは裏付けのないモノ、とするのは、ちょっとバランスが悪いと思うのです。

いずれにしろマーケットは、そんな議論はどこ吹く風。刷られまくるお金を使って、供給量の限られた、そして値段の動く資産を、買っているのです。現実を見つめていきたいと思います。