次のつぶやきを書くのは、もう日本時間4日の午後ですから、アメリカ大統領選の行方は分かっている、もしくは暫くは集計作業で混沌とすることが分かっている、のどちらかでしょう。ドキドキですね。バイデンが勝つかどうかの選挙ではなく、トランプが負けるかどうか、の選挙だと思うので、トランプの票から行方を考えてみたいと思います。

前回の大統領選でトランプは勝った訳ですから、極めて単純化して云うと、前回トランプに投票したが今回はバイデンに投票する者の数が、前回ヒラリーに投票したが今回はトランプに投票する者の数を上回ると、トランプは負けることになります。トランプ支持者の多くは隠れトランプになっている(トランプ支持と公には云わない)とも云われているので、トランプからバイデンに移る人は、それなりにいるとは思いますが、世間で云われているほどではないでしょう。新型コロナに一旦罹ったけど頑張って選挙運動している、と云う姿は、アンチ・トランプからは多くの批判を受けますが、元々トランプに投票した人からすると、良く頑張っている、やっぱりバイデンに移らないでトランプにしよう、と思ったかも知れません。

ヒラリーからトランプに移る人がどれだけいるか?これは基本的にいないようにも思えるのですが、前回究極の選択で、即ちヒラリー、トランプ、どちらも嫌だけど仕方なしにヒラリーを選択した人が、果たして今回のバイデン・トランプの選択でどちらに入れるか。これは両方あり得るように思えます。なので、世間で云われているようにバイデンが大きく優勢とは到底思えず、文字通り五分五分だと思うのです。

 マーケットは先週、トランプの負けを或る程度織り込んだように見えるので、トランプが負ければ売られるでしょうが既に或る程度織り込まれているのでさほど大きいものではなく、トランプが勝てば先週の織り込みを戻しますから買い戻される、と云った感じでしょうか。なので、今回の大統領選明けは、マーケットは案外大騒ぎにはならないのではないか、と感じています。が、果たしてどうなることやら。

私は、もし賭けるならば、トランプが勝ってマーケットは先週分を戻す、と云うのに賭けたいですが、正式なコメントとしては、マーケットは正確に状況を織り込んでいるので、サプライズは少なく、もちろん選挙戦の行方でマーケットの向かう方向は違うが、その幅は釣り合いが取れていて、かつさほど大きいものではない、となります。注目!