今日はアメリカは、Indigenous Peoples' Dayです。訳すと「先住民たちの日」でしょうか。この日は従来コロンブスの日とされていた祝日でした。コロンブスがアメリカ大陸を発見した日を記念したのですが、それはコロンブスたちが行ったこと、即ち先住民からの略奪などの美化であり、視点を入れ替えて、先住民を讃える日であるべきだとの声が近年高まり、多くの都市でコロンブス・デーからIndigenous Peoples' Day(先住民たちの日)に変えられてきたのでした。

正確には変えているまさに途中のようであり、ドイツ製の私の手帳もコロンブス・デーのままですし、グーグルのカレンダーもコロンブス・デーとIndigenous Peoples' Dayの併記となっています。このような視点の転換は、これからもっともっと出てくるでしょうね。

我が国に於ける様々な呼称、ルール、慣習も、視点の転換・主役と脇役の交代などで、どんどん変わっていくことでしょう。しかし、アメリカに於ける、例えばこのコロンブス・デーからの視点の転換は、社会の分断を背景にしています。日本に於いては、社会の分断にならないように、ちゃんとお互いを理解して(主に世代間の問題でしょうか)、前倒しで話し合いながら、前向きな視点の転換をしていって欲しいですね!