【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ:  27,534.58   ▼405.89  ( 9/10 )
NASDAQ:  10,919.59   ▼221.97  ( 9/10 )

1.概況

米国市場は主力ハイテク株に売りが出て大幅反落となりました。ダウ平均は82ドル高でスタートすると朝方に234ドル高まで上昇しましたが、買いが続かずまもなくして下落に転じると共和党が提案した経済対策案が否決されたことで大きく下げ幅を広げる展開となり取引終盤には493ドル安まで売られました。引けにかけてやや戻したダウ平均ですが結局405ドル安の27,534ドルで取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も221ポイント安の10,919ポイントとなっています。

2.経済指標等

先週一週間の米新規失業保険申請件数は88万4000件となり改善を見込んでいた市場予想に反し前週から横ばいとなりました。また、8月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.3%上昇し市場予想を上回りました。7月の米卸売売上高も前月比4.6%増加し市場予想を上回っています。一方で7月の米卸売在庫は前月比0.3%減少し市場予想を下回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は11業種全てが下げました。そのなかでもエネルギーが4%近く下落したほか、情報技術も2%以上下げ、一般消費財・サービスと公益事業も2%近く下落しています。 

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄はマクドナルド(MCD)を除く29銘柄が下げました。そのなかでも主力ハイテク株に売りが出るなかでアップル(AAPL)が3%を超える下落となり下落率トップとなったほか、マイクロソフト(MSFT)も3%近く下げアップルに次ぐ下落率となっています。また、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)とシェブロン(CVX)、ウォルマート(WMT)、アムジェン(AMGN)も2%以上下げ、ウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(WBA)とボーイング(BA)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、キャタピラー(CAT)も2%近く下落しました。

ダウ平均構成銘柄以外では、動画配信のネットフリックス(NFLX)が4%近く下げ、アマゾン・ドット・コム(AMZN)も3%近く下げました。フェイスブック(FB)も2%余り下落しています。さらに半導体株ではアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)とエヌビディア(NVDA)が3%以上下げています。一方で高級家具販売のRH(RH)が決算で売上高と1株利益が市場予想を上回ったことで急伸し20%余り上げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.03%低い0.67%となりました。ドル円は106円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株安を受けて下落してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の23,000円を前に下げ渋り底堅さをみせるかがポイントとなりそうです。また、本日は3カ月に一度のメジャーSQで寄り付きの動向も注目されます。

( マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)