先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期の決算発表も一部の企業を除いて先週でほぼ終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の純利益は前年同期に比べて57%減少し大幅な減益となったようです。しかし、このように新型コロナウイルスの感染拡大を受けて厳しい環境となるなかでもこの第1四半期に増益を確保した企業もみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから第1四半期の利益が前年同期に比べて倍以上となった銘柄をピックアップしてみました。例えばディー・エヌ・エー(2432)では第1四半期の営業利益が前年同期に比べて5.4倍となったことで決算発表翌日に株価がストップ高となっています。また、スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)でも第1四半期の営業利益が3.4倍となったことで株価が12%以上上昇しています。