このレポートのまとめ
1.ケーエルエー・コーポレーションは8月3日(月)引け後に決算発表する
2.インフィは8月4日(火)寄付き前に決算発表する
3.マッチ・グループは8月4日(火)引け後に決算発表する
4.トゥイリオは8月4日(火)引け後に決算発表する
5.ウォルト・ディズニーは8月4日(火)引け後に決算発表する
■ケーエルエー・コーポレーション(KLAC)
ケーエルエー・コーポレーション(ティッカーシンボル:KLAC)は8月3日(月)引け後に決算発表します。
4月に発表された同社の第3四半期(3月期)決算は一株利益(EPS)、売上高の両方でコンセンサス予想を上回りました。
■インフィ(IPHI)
インフィ(ティッカーシンボル:IPHI)は8月4日(火)寄付き前に決算発表します。
5月に発表された同社の第1四半期決算は予想を上回りました。
■マッチ・グループ(MTCH)
マッチ・グループ(ティッカーシンボル:MTCH)は8月4日(火)引け後に決算発表します。
5月に発表された同社の第1四半期決算は一株利益(EPS)が予想を上回り、売上高は予想に一致しました。
サブスクライバー数は+15%の990万人でした。APRUは1セント上昇し59セントでした。
ティンダー・ディレクトの売上高は+31%でした。うちサブスクライバーは+28%、APRUは+2%でした。ティンダー・サブスクライバー数は600万人でした。
営業利益は+13%の1.35億ドルでした。営業マージンは25%でした。前年同期は26%でした。
新型コロナウイルスでユーザーの多くは外出を控えていますがヒンジのユーザーの70%は電話やビデオのデートに積極的だと回答しました。OKキューピッドのユーザーの94%はバーチャル・デートを続けると回答しました。
30歳以下のユーザーのアクティビティーは逆に活発化しています。そしてマッチング回数は増えています。メッセージ送信回数は増えています。また長い会話を行っています。
1日当りメッセージ送信回数は2月最終週に比べて+27%で推移しています。30歳以下では+35%でした。
ティンダーにおけるDAUならびにスワイプ数は過去最高でした。とりわけ30歳以下の女性の1日平均スワイプ回数は+37%でした。女性からのリアクションの増加は男性ユーザーの満足度も向上するため極めて重要です。
その反面、新しいユーザーの獲得には苦戦しています。また課金をするモチベーションも低下しています。特に年長のユーザーは課金しなくなっており、若い男性も課金しなくなっています。
これに対し女性の新規加入は遥かに活発です。また女性はエンゲージメントの面でも積極的になっています。
ティンダーは2月から3月にかけて初めてサブスクライバー数が前期比でマイナスを記録しましたが4月はやや持ち直しました。新型コロナウイルスの影響が大きい地域ほど不活発でした。ARPUは下落圧力が働いています。
マッチ・グループは新型コロナウイルスに対応するため1対1のビデオチャット機能を強化中です。ティンダーの1対1のビデオチャット機能は第2四半期後半に実装する予定です。
いまテレビの視聴率は上昇していますがテレビ広告の料金は下落中であり、これを機会にテレビ広告を強化することが有効だと判断します。
■トゥイリオ(TWLO)
トゥイリオ(ティッカーシンボル:TWLO)は8月4日(火)引け後に決算発表します。
5月に発表された同社の第1四半期決算は予想を大幅に上回りました。
ダラー・ベース・ネット・エクスパンション・レシオは143%でした。前年同期は142%、前期は125%でした。
トップ10顧客が総売上高に占める割合は15%でした。前年同期は14%、前期は14%でした。
海外売上比率は28%でした。
稼働顧客数は19万顧客でした。
営業キャッシュフローは1,553万ドルでした。前年同期は赤字の911万ドルでした。
第2四半期の一株利益(EPS)は予想-14セントに対して新ガイダンス-11セント~-8セントが、売上高は予想3.23億ドルに対して新ガイダンス3.65~3.7億ドルが提示されました。
航空会社やホテルの予約キャンセルに絡めて同社のソフトウェアの利用が激増しました。その後沈静化しています。
ライドシェアリングからの需要は激減しました。その反面、レストランのデジタル注文は激増しました。教育、小売、遠隔医療のトゥイリオ採用が増えました。
全体としてのトゥイリオ利用量は増えています。
警報システム、リモート・エージェント・コンタクト・システムなどパンデミックに絡むソリューションのデベロッパー・コミュニティー活動が活発でした。
テレメディスン向けビデオなどの開発活動が増加しました。
■ウォルト・ディズニー(DIS)
ウォルト・ディズニー(ティッカーシンボル:DIS)は8月4日(火)引け後に決算発表します。
5月に発表された同社の第2四半期(3月期)決算は一株利益(EPS)が予想を下回り、売上高は予想を超えました。
Disney+のサブスクライバー数は3,350万人でした。ESPN+は790万人、Huluは3,210万人でした。
営業キャッシュフローは前年比-19%の31.57億ドルでした。前年同期は39.15億ドルでした。
フリー・キャッシュフローは前年比-30%の19.1億ドルでした。前年同期は27.2億ドルでした。
部門別売上高と成長率は以下のとおり。
メディアネットワークス 72.57億ドル +28%
テーマパーク 55.4億ドル -10%
映画 25.39億ドル +18%
DTC 41.23億ドル
部門別営業利益と成長率は以下のとおり。
メディアネットワークス 23.75億ドル +7%
テーマパーク 6.39億ドル -58%
映画 4.66億ドル -8%
DTC -8.12億ドル
テーマパークの従業員10万人は一時帰休中です。
同社は四半期配当を中止しました。