タンザニアのマイナーであるLaizer(ライザー?)さんは、大きなタンザナイトを掘り当てて億万長者になったとのこと。英文の限られたニュースだけで事情がはっきりとは分からないのですが、ライザーさんはどうも個人で宝石の原石などを掘っている”マイナー”のようで、掘り方も恐らく露天掘りと思われます。タンザナイトはあと20年で掘り尽くされると云われている貴重な宝石で、今までに掘られた最大の原石は3.3キロ。ライザーさんは今回約5キロと10キロ、合わせて15キロの原石を掘り出し、340万ドル(3億6千万円)で売れたとのことです。

ライザーさんは、自分は教育を受けなかったが、ビジネスがプロフェッショナルに行われるのが好きなので、子供たちはしっかりと教育を受けて、ビジネスをプロフェッショナルに運営してほしいと願い、このお金でホームタウンに学校とショッピングモールを建てたいとのことです。素晴らしい!素晴らしいけれども、このように自然資源がある場所は危険で、心配です。

と云うのも、自然資源があると、なんらかの実力行使でその土地を確保しようという犯罪者や、乱暴な資本家や、時に国家が現れますし、土地を確保するために様々な汚職・腐敗行動(Corruption)が行われたり、或いは強制児童労働によるマイニングなど、様々な人権侵害的なことが起こりやすいからです。日本のように自然資源のない国の腐敗はたかが知れている、とも云われます。ライザーさんのニュースはいいニュースですが、このホームタウンの平和が続き、学校と共に美しい繁栄をすることを切に願いたいと思います。