昨晩FRBは、新型コロナウイルス問題に対応する緊急融資プログラムの中で、ETFに加えて米企業の社債も買い入れる発表をし、コロナ第二波に怯えて一旦下がりかけていた米株市場は大きく買い戻されました。本日日銀も、大規模緩和を維持とのことで、日本株式市場も全面的に強いです。

ETFを買い、株式のPERを中央銀行自ら上げようとし、また社債を買い、クレジットスプレッド(借入金利スプレッド)を中央銀行自ら縮めようとする。中央銀行はもう何が何でもマーケットと企業を守るというコミットメントの表れと見えます。そりゃ流石にマーケットは上がりますよね。少なくとも空売りは恐くて出来ない。

加えてこれだけの流動性が供給されれば、いやが上にも資産インフレが起きそうです。踊る阿呆に見る阿呆、どうせ阿呆なら踊らにゃ損々、とは阿波踊りの掛け声ですが、株式市場は阿波踊り状態に突入しつつあるでしょうか。要注目ですね。