10月下旬からスタートした3月決算銘柄の中間決算発表も先月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの上期は2割を超す経常増益となったようです。そして上期がこのように大幅な増益となるなか、折り返しの中間決算ということもあって通期の業績予想を上方修正する企業も目立ちました。しかし、その一方で通期の業績予想を据え置いた企業もみられます。

そこで今回は通期の営業利益予想は据え置かれたものの、営業利益の上期実績が上期のコンセンサス予想を1割以上上回った3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば上期の実績がコンセンサス予想を3割近く上回ったタダノ(6395)は決算発表翌日に株価が20%高と急伸したほか、同じく上期の実績がコンセンサス予想を3割近く上回ったカプコン(9697)でも決算発表翌日に株価が10%高となっています。