このレポートのまとめ

1.ショッピファイは5月6日(水)寄付き前に決算発表する
2.リフトは5月6日(水)引け後に決算発表する
3.ペイパルは5月6日(水)引け後に決算発表する
4.ペロトン・インタラクティブは5月6日(水)引け後に決算発表する
5.スクエアは5月6日(水)引け後に決算発表する
6.トゥイリオは5月6日(水)引け後に決算発表する

■ショッピファイ(SHOP)

 
ショッピファイ(ティッカーシンボル:SHOP)は5月6日(水)寄付き前に決算発表します。

2月に発表された同社の第4四半期決算は良い内容でした。

第4四半期のGMVは+47%の206億ドルでした。

第1四半期売上高は予想4.43億ドルに対し新ガイダンス4.4~4.46億ドルが提示されました。

同社は4月1日に新型コロナウイルスに関するアップデートを行い、第1四半期のガイダンスよりは少し良い売上高になりそうだと発表しました。これは同社のマーチャンツ顧客が実店舗からオンラインへの移行を急いでいることが関係しています。また消費者も在宅でネットショッピングする機会が増えています。

ショッピファイ(SHOP)日足チャート
出所:トレードステーション

■リフト(LYFT)

 
リフト(ティッカーシンボル:LYFT)は5月6日(水)引け後に決算発表します。

2月に発表された同社の第4四半期決算は良好でした。

EBITDAは当初ガイダンス-1.7億~-1.6億ドルに対し-1.31億ドルでした。

アクティブライダー数は+23%の2,290万人、アクティブライダー1人あたりの売上高は+23%の44.4ドルでした。

コントリビューション・マージンは54.0%(前年同期45.5%)。

ノンGAAP営業費用の中で売上高に占めるセールス&マーケティング費用は18.4%(前年同期32.6%)。

修正EBITDAマージンは-12.9%(前年同期-37.5%)。

4月21日に同社は2020年のガイダンスを取り下げ、4月29日には従業員の17%を解雇すると発表しました。

リフト(LYFT)日足チャート
出所:トレードステーション

■ペイパル(PYPL)

 
ペイパル(ティッカーシンボル:PYPL)は5月6日(水)引け後に決算発表します。

1月に発表された同社の第4四半期決算は良いものでし。

第1四半期一株利益(EPS)予想82セントに対し新ガイダンス76~78セントが、売上高予想48.5億ドルに対し新ガイダンス47.8~48.4億ドルが提示されました。

同社は2月27日に第1四半期のガイダンスを再確認しています。

ペイパル(PYPL)日足チャート
出所:トレードステーション

■ペロトン・インタラクティブ(PTON)

 
ペロトン・インタラクティブ(ティッカーシンボル:PTON)は5月6日(水)引け後に決算発表します。

2月に発表された同社の第2四半期(12月期)決算は予想を上回りました。

第3四半期売上高予想4.93億ドルに対し新ガイダンス4.7~4.8億ドルが提示、2020年売上高予想15億ドルに対し新ガイダンス15.3~15.5億ドルが提示されました。

4月24日に同社はストリーミング・ワークアウト・クラスに2.3万人がサインアップしたと発表しています。

ペロトン・インタラクティブ(PTON)日足チャート
出所:トレードステーション

■スクエア(SQ)

 
スクエア(ティッカーシンボル:SQ)は5月6日(水)引け後に決算発表します。

2020年2月に発表された同社の第4四半期決算は米国証券取引委員会(SEC)の指導に従い今期から修正売上高(=アナリストが使っていた売上高)の使用を止めた関係で、アナリスト予想との比較ができませんでした。

GAAPベースの売上高の内訳は以下の通り。
トランザクション売上高8.32億ドル
サブスクリプション売上高2.81億ドル
ハードウェア売上高2267万ドル
ビットコイン売上高1.78億ドル

営業利益は+39%の5.27億ドルでした。

スクエア・キャッシュの正味売上高は+147%の3.61億ドルとなりました。ディスカバラビリティーを改善したことで成長が加速。スクエア・キャッシュの開発チームはいま勢いに乗っており、大変生産性が高いです。同チームは利用者のネットワークを広げることに注力し、現在2,400万人のユーザーを獲得しています。これは前年同期比+64%という急激な成長率です。

スクエア・キャッシュのアプリのユーザーは、毎日、同アプリを頻繁に使用する傾向が見られます。アプリのタブを改善してスクエアの各種サービスに飛びやすいように工夫するなどの細かい改善により、1ユーザーあたりのスクエア・エコシステム内での利用がアップしました。デイリー利用率は前年同期比+80%でした。

スクエア・キャッシュが顧客獲得のために費消したマーケティング費用は比較的少ないです。ピア・ツー・ピア・トランザクションを切り口とした新規ユーザー獲得手法がその理由だと考えます。

スクエア・キャッシュの1ユーザーあたりの月間売上高は30ドルで、これは業界平均の3倍です。スクエア・キャッシュのグロスマージンは70%でした。

投資アプリはエンゲージメント率が高く、投資アプリを利用する顧客はそれ以外の顧客より2倍の売上高があります。

商店主向けサービスに目を向けてみましょう。スクエアはクレカ・フィーがあまり変動しない点がセールスポイントでした。その経営哲学は現在も基本的に変わっていません。

グロス・プロセスト・ボリュームは+25%の286億ドルでした。

修正EBITDAは+46%の1.19億ドルでした。

3月24日にスクエアは第1四半期売上高が13億~13.4億ドルを達成する見込みだと発表しました。2020年のガイダンス取り下げました。

直近のセラー・グロス・パーチェス・ボリュームは前年同期比-25%で推移しています。
 

スクエア(SQ)日足チャート
出所:トレードステーション

■トゥイリオ(TWLO)

 
トゥイリオ(ティッカーシンボル:TWLO)は5月6日(水)引け後に決算発表します。

2月に発表された同社の第4四半期決算は良いものでした。

ドルベースのネットエクスパンション率は124%(前年同期147%)。

第1四半期の一株利益(EPS)は予想3セントに対し新ガイダンス-11~-9セントが、売上高予想3.28億ドルに対し新ガイダンス3.35~3.38億ドルが提示されました。

2020年の一株利益(EPS)予想24セントに対し新ガイダンス-20~-14セントが、売上高予想14.6億ドルに対し新ガイダンス14.75~14.9億ドルが提示されました。

今年の一株利益(EPS)ガイダンスが低い理由は1. インドにR&Dセンターを新設するための準備、2.請求システム、エンジニアリング・プロセスなどのインフラの改善、3. 営業部隊の雇用強化などによります。

トゥイリオ(TWLO)日足チャート
出所:トレードステーション