新型コロナウイルスが、世界中に拡がっています。買い占めも各国で起きているようですが、やはりお国柄があるようで、イタリアではパスタ、ドイツではじゃがいもが売り切れているようです。ドイツ人がそんなにじゃがいも好きだとは知りませんでした。ジャーマンポテトをいっぱい食べるのでしょうか。

それぞれの国での議論や、政府の方針に対する批判とか、政府やお医者さんの云うことを聞かないで感染を拡げてしまったりとか、行政の混乱とか、世界中から来るニュースを読んでいると、世界中も日本も、人の考え方や反応がとても似ていて、びっくりします。あ、もちろん、政府のやり方も人の反応も、中国だけは特異ではありますが、一般的には、こうも人々のリアクションが一緒なのかと、驚きます。やはりインターネットの時代で、かつ機械翻訳も増えている中で、世界中の多くの国の人々が、同じような情報を摂取しているので、考え方も行動も似てくるのでしょうか。

日本の状況を見ていると、上からの指示を待ち、しかしそれが気に入らないと批判ばかりをして、ひとりひとりが自分で考えて責任を取って行動することが減っているように見えて、日本人はこんなにも子供になってしまったのか、とちょっと嘆かわしく思っていたのですが、世界中もあまり変わらない様子を見ると、少し安心したり、とっても心配になったり、複雑な気持ちです。

しかしやはり、情報を多くバランス良く取得し、それを冷静に分析し、自ら考えて行動することが、一番大切なことのように思えます。アメリカの状況がちょっと心配ですが、段々と”普通化”していくことを期待したいと思います。