スペイン風邪は1918年から1919年に掛けて全世界的に大流行したインフルエンザで、世界人口が20億人程度であった時代に、感染者5億人、死者5000万人から1億人と云われる、史上最悪のパンデミック(風邪などの大流行)です。発生源はアメリカで、しかし第一次大戦中だったので情報統制が行われていて、当時中立国であったスペインが最初に報道というか感染情報を出したので、結果”スペイン”風邪という不名誉なネーミングが付いてしまったとのこと。
私もこのことを認識したのは案外最近のことで、印象を操作して実際から目を逸らせようとするのは世の常です。今回の新型ウィルス肺炎も、まだまだ着地点が見えませんが、これから色々な形で印象操作が行われる可能性があります。科学的に冷静に事実に基づいた認識を持っていきたいと思います。