「米ドル安の大相場」は空振り?それとも!?

1月の米ドル/円の値幅は過去4年連続で5円以上の大幅となった。ところが今年は、先週までの段階で107.6~110.2円で、まだ3円未満にとどまっている。

また、1月米ドル/円は過去10年間で7回米ドル陰線(米ドル安)引けとなるなど、「米ドル安になりやすい」傾向があった。ところが、今年の1月寄り付き108.7円に対して、先週末の終値は109.2円と、まだわずかだが米ドル高となっている。

以上のように、1月の米ドル/円には、「米ドル安の大相場」になりやすい傾向があったが、今年は「米ドル高の小動き」といった「異例の1月」になるのか。

そんな1月の最終週となる今週は、水曜日にFOMC(米連邦公開市場委員会)、そして木曜日には昨年の米第4四半期GDP成長率発表など、ボラティリティが高まる傾向のある材料も控えているだけに、「最後の一波乱」の可能性も注目したいところではある。