「正月大相場」にも続きあり!?

あけましておめでとうございます。2020年もよろしくお願いします。

2020年スタート早々、為替相場は結構動いた。米ドル/円は先週一時約2ヶ月ぶりの108円割れとなった。これを受けて、先週、1月第1週の米ドル/円は、107.844~109.495円、最大値幅は1.651円で、週間値幅で、すでに先月の月間値幅を上回った。

ただ、年末年始から値動きが拡大するのは例年通りとも言える。とくに昨年は、「1・3、アップル・ショック」の影響もあり、1月1~2週の米ドル/円最大値幅は6円近くにも拡大した(図表参照)。

昨年は「異常値」としても、2018年以前の4年間を見ても、1月1~2週の米ドル/円値幅は2~5円となっていた。さて、これを参考にすると、1月2週目になる今週の米ドル/円値幅は、先週からさらに拡大する可能性が高いといった見通しになる。その意味では、「正月大相場」は今週、まだ「続編」がある可能性があるだろう。

そして、そんな「正月大相場」は、あくまでも「1月大相場」の序章に過ぎない可能性がある。米ドル/円の1月の値幅は、過去4年連続で5円を上回った。近年、小動きの印象の強い米ドル/円だが、ある意味では例外的に1月は「大相場」が当然といった状況が続いてきたわけだ。

【図表】
出所:マネックス証券ヒストリカル・データをもとに作成