存在しない筈の規模と質量のブラックホールが、存在しない筈の場所に発見されたとのこと。驚きと云えば驚きですが、所詮宇宙の成り立ちは、我々人間(=学者の皆さん)が考えた仮説に過ぎませんから、仮説の修正なんていくらでもあるのでしょう。私の尊敬する惑星科学者の松井孝典先生は、「宇宙の広さは頭蓋骨の広さと同じである」と云う主旨のことを著作の中で仰っていますが、正にその通りで、全ては人間の脳の中の想像の産物です。脳の中に、今まで知られなかった仕組みが発見されるのもあることですから、その想像の産物の中となれば、修正されない方が不思議です。
しかし一方でそのくらい、人間の想像力の往くところは無限に広いとも云えます。AI(人工知能)は、スーパーヒューマン=超人です。しかし基本は学習の超人であり、想像力の領域ではまだまだでしょうか。理論物理学とか宇宙の科学は、ライフワークにしたかった時期もあった分野です(高校2年生であっさり諦めましたが)。この分野の話は、何かそそられます。宇宙に較べれば、我々のビジネスの領域なんて、遙かに想像力の往き渡りやすい狭い領域です。しっかりと想像力と創造力を駆使しながら、前進していこうと思います。