世界景気に黄色信号などとニュースでは聞きますが、米国株式(S&P500種株価指数)は史上最高値を付けました。テクノロジーの進化はデフレ圧力になりますが、人口爆発というインフレ要因がバランスを保っていたところ、どうやら人口爆発も終わり、人口増加の第二微分はマイナスになったとの観測もある中で、世界の金利はどうしても下がっていくのでしょう。世界の発行済み債券の4分の1の利回りがマイナス金利だとも云いますし、景気悪い(私は信じてませんが)、世界中の金利はマイナスまで下がっていく、しかし金余りを背景に株価は上がっていくという、要はデフレプレッシャーがあるのにインフレ資産の株価が上がり続けるという、不思議な様相になっています。
しかしこの傾向は続くのでしょう。マイナス金利は、必ずしも経済は刺激しなくとも、株価は刺激するのですね。お金は宇宙に行くことは出来ません。地上にその行き場所を見付けなくてはならない。お金が余れば、上がる値段のものが上がる。逆の云い方をすると、お金の価値が減り続けているのかも知れません。こんな時代のアセットアロケーションは、やはりもっともっと株式が増えていくのでしょう。マネックスとしても、様々な提案をして参ります!