果たして、天皇即位礼正殿の儀は無事終わりました。海外の一部のメディアなど、ちょっと皮肉って評論しているところもあるようですが、そして勿論国内にも反対の人もいますが、まぁ全世界的に概ね好評だったようです。昨日は雨模様でしたが(儀式の最中は一旦晴れましたが)、今日の東京はカラッとした秋晴れでした。

日中会社を車で出て会議に向かったところ、近くのホテルの前で、信号のないところで横断歩道を渡る人の列があったので、普段止まらないところに車が止まりました。あれ?こんなところで止まるの珍しいなと、PCを見ていた目を上げると8人ぐらいの列で、前から3人目くらいにブロンドの上品な女性があまり仰々しくない小綺麗なワンピースを着て、青空を眺めて微笑みながら歩いていました。周りには日本のSP風の人たちと、その国の武官と思われる、制服に勲章を付けた人も一緒に歩いていました。恐らく即位礼にいらしたヨーロッパのどこかの国の王族の方が天気のいい東京をホテルから軽く散歩に出て、それを警備する人の列だったのでしょう。

そんな他愛もない一コマだったのですが、何かとても印象的で、目に焼き付いて、平和とか外交って、こんなところにもあるんだなぁ、と思いました。草の根外交という言葉もあります。ワールドカップもまだあるし、街中で海外の要人もしくは観光客の皆さんと会うことがこれからもあると思います。そんな一つ一つの機会に、日本についていい印象を持ってもらうように、ちゃんと小さくても行動を起こそうと、そう思ったのでした。