先月下旬からスタートした3月決算銘柄の第1四半期決算も先々週で終了となりましたが、日本経済新聞の集計によると第1四半期の経常利益は5％近い減益となったようです。しかし、こうした厳しい環境のなかでも増益の会社計画に向けて順調な出だしとなった銘柄もみられます。
そこで昨日は二桁増益に向けて順調なスタートを切った銘柄を取り上げましたが、今回は一桁増益に向けて順調な滑り出しを切った銘柄をピックアップしてみました。具体的には一桁の営業増益を見込む銘柄で、上期の会社予想に対して第1四半期実績の進捗率が50％以上となったものをTOPIX500採用の3月決算企業のなかからリストアップしています。例えば4％近い営業増益を見込む住友化学（4005）では第1四半期の営業利益が4割を超す大幅な増益となったことから上期予想に対する進捗率が8割を上回る水準となっています。
