アメリカが中国を25年ぶりに為替操作国に認定し、香港では昨日、平日であるにも関わらず大規模のデモとストライキが行われ、韓国の文大統領は南北経済協力によって日本経済の優位に立つとの発言をし、一方米韓合同軍事演習は行われていて、それに対し北朝鮮がミサイルを連日のように発射して示威行動をしている。世界的にリスクが上昇しているように感じられて、それを受けて株式市場も世界的に売られている。今眼前にあるのは、こんな状態だと思います。
ところでこのようなリスク状況を作っているのは、現象面から見ると、いくつかの国の為政者による発言や行動から来ているとも見えて、要はほんの数人の人間の活動により、世界に大きな影響を与えている、と感じられます。もちろんこれは錯覚で、その数人の為政者がそのような発言・行動をするには綿々と連なる理由が裏にあってしていることですから、数人の行動で世界が動いた訳では決してありません。が、しかし一方、そう云う側面も、全くゼロではないでしょう。
人の気持ち、感情、判断、行動には何が作用するでしょうか?地球温暖化とか、熱波とか、気圧の変化とか、或いは食べ物に含まれている成分とか、そう云ったことが何かしらの作用をしていると云うことはないでしょうか?そんな研究は行われているのでしょうか?そんなことをふと思ってしまいました。たかが人間されど人間とは云うけれど、個人の与え得る影響には自ずと限界もあります。社会もマーケットも、安定していくことを信じて止みません。