前回のコラムまで7月23日の重要変化日を重視、その時点では7月23日、基準線位置にあり6月5日モミアイ水準でもありました。

この日から下げ、7月30日以降も下げるようなら下げ相場を明確化しかねない位置でした。しかし、7月30日現在は6月10日高値を超えないものの先行スパン下限を上抜き、均衡表は好転状態にあります。

6月25日からの上げ三波動構成変化日は7月18日安値から12日目8月2日、18日目8月12日となりますが、今日7月30日もまた大事な変化日として注意が必要と言えるでしょう。

【図表1】米ドル/円(日足)
出所:筆者作成

7月30日は7月18日から9日目、6月25日から26日目となり、転換線は受動的に上げ続けます(7月23日からの転換線の上昇は相場そのものの上昇による能動的上昇となります)。また基準線も7月31日わずかながら上げ、数日後には先行スパン下限と接してくることがわかるでしょう。

もちろん7月30日以降も相場が上昇を続ければ、基準線、転換線ともに上げていくこととなりますが、6月25日からの上げ三波動構成では変化日、計算値が既に出ています。変化日8月2日、8月12日、計算値E111.191円、V110.764円、N109.422円であり、目先の上昇があってもN値で先行スパン上限水準となっています。

また仮に現在位置から押すようなら、受動的に上昇する転換線を押し目とする上昇であっても新たな計算値、変化日が出てきます。

7月18日および7月23日からの上昇それ自体は評価してよいものの、米ドル/円相場の本格上昇にはやはり程遠く、堅調であっても109円台半ばを超えきるまでは、6月5日水準でのモミアイ継続を軸として見ていくこととなります。

7月相場も終わりつつあります。今週後半には8月に入りますので各均衡表、基本数値足(9週足など)を確認しておきましょう。

図表2は週足均衡表となります。

【図表2】米ドル/円(週足)
出所:筆者作成

週足転換線は今週107.883円まで受動的に下落し、この値段は現在の日足基準線と同値となりますが、8月19日週まで動かぬことが想定されます。この値段はほぼ6月5日安値水準と見てよく、日足で6月5日起点のモミアイ相場を軸としています。そして、週足もまた6月5日週をモミアイ起点として見てよいということであります。

6月5日安値週から今週が9週目、モミアイ起点からの基本数値は高値決まり、安値決まり、あるいは同水準をつけやすいという基本に照らし合わせても現在位置からの騰落は大事と分かります。

週足基準線は109.588円、先行スパン上限もまた同値で当面動きません。この水準を超えきること、押し目とすることができなければ本格的上昇はありえません。

週足では9週足もまた大事ですので、9の遅行スパンをご確認ください。

【図表3】米ドル/円(9週足)
出所:筆者作成

9の遅行スパンは今週好転しつつあります。

9週足(当週終値と9本前の寄り付きで作成したローソク足)は今週108.311円以上で陽転となります。しかし、現在位置から下げるようなら、今週陽転となっても来週再び陰転となりかねません。その意味で、今後高値を更新できるかどうか、下げるようなら下げ幅が非常に大事ということになります。

基本数値の陰連から陽転すること、その後9陽連を出すことが本格上昇の1つの条件であり、その点でもただちに上げる相場ではないことがわかります。ただし今週の現れ方自体(基本数値の陰連後の陽転)は非常に大事ですので記憶しておいてください。

【図表4】米ドル/円(月足)
出所:筆者作成

月足均衡表もまた週足と同様に悪化した状態です。基準線、転換線、先行スパン下限はいずれも109円台となっています。

注目すべきは、転換線が今後受動的に下げてくることです。今後、受動的には9月108.483円まで下げてきます。

108円台半ばは6月相場実線に対する先行スパン下限108.351円、日足では5月31日相場実線と交わる遅行スパン108.483円水準と言えます。今後の変動が下げを明確化させないならば、9月が非常に大事になってくることを示唆しています。

 

※本文ならびにチャートの時間軸は取引日で作成しています。