【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 27221.35  △28.90 (7/29)
NASDAQ: 8293.33  ▼36.88 (7/29)

1.概況

米国市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を31日に控え様子見となるなか小幅に高安まちまちとなりました。ほぼ横ばいでスタートしたダウ平均は朝方に14ドル安と小幅に下落する場面もありましたが、下げ渋ると買いが優勢となり昼前には83ドル高まで買われました。その後ダウ平均は上値が伸び悩んだものの堅調に推移すると結局28ドル高の27,221ドルで取引を終え続伸となっています。

一方でS&P500株価指数が4ポイント安の3,020ポイントと反落となったほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も36ポイント安の8,293ポイントとこちらも反落となっています。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち金融や一般消費財・サービス、コミュニケーション・サービスなどの7業種が下げました。一方で公益事業や不動産などの4業種が上げています。

4.個別銘柄動向

決算で2019年12月期通期の業績の見通しを引き下げたファイザー(PFE)が4%近く下げダウ平均構成銘柄で下落率トップとなりました。さらに投資判断の引き下げを受けて衛星テレビのディッシュ・ネットワークス(DISH)と決済サービス大手のペイパル・ホールディングス(PYPL)がともに3%以上下げています。

一方でファイザーが特許切れの医薬品事業を分離し後発薬大手のマイラン(MYL)と統合させると発表したことでマイランが急伸し12%以上上げています。また、ウォルト・ディズニー(DIS)が7月時点で映画興行収入が過去最高となったと伝わったことで1%以上上げ上場来高値を付けています。アップル(AAPL)も目標株価の引き上げを受けて1%近く上げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.01%低い2.06%となりました。ドル円は108円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場はドル円がやや円安となっていることもありやや買い優勢でのスタートが予想されます。こうしたなか本日は昼ごろに日銀の金融政策決定会合の結果が発表されます。金融政策に変更はないとみられていますが、低金利を少なくとも2020年春ごろまで続けるとしているフォワードガイダンスが変更されるとの見方もあることから注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)