今日は当社親会社のマネックスグループの、ロングラン取締役会の日です。午後2時に取締役会が始まり、延々と会社の状況の説明、質疑応答、戦略に関する議論、当社グループを取り巻く環境などのアップデート、そして夕食をとりながらの更に突っ込んだ議論と、総計7時間程度の議論になりそうです(なのでこのつぶやきは、今日はお昼頃に書いています)。長いですね。
しかしこれでもアメリカの上場企業の取締役会に比べるとまだまだ短いです。私は米マスターカードの社外取締役をしていますが、ここは年5回取締役会が開かれ、毎回基本的に、日曜のディナーで始まり、月曜は朝7時過ぎからディナーまで、火曜も朝7時過ぎに始まって午後4時頃に終わる、という文字通り丸二日間に及ぶロングラン取締役会を行います。長ければいいというものでは決してありませんが、特に人事を含めて会社の中身を良く理解してもらって、適切な監督を受けるためには、或る程度の密度と長さが、取締役会には必要だと思います。
今日はこの取締役会を開き、明日は当社グループの第一四半期決算発表で、上場企業としてのルールに則った開示を行い、メディアや個人投資家、機関投資家の皆さんへの説明を行い、質問を受け、牽制を受けます。上場企業の仕組みには、効率の悪い陳腐化した部分もあるとは思うのですが、それでも尚、良く考えられた、継続するための仕組みだと思います。いい部分を、活用していきたいと思います。