今回の米連邦議会公聴会にIT大手企業が出席するのは、1回でも2回ではない。3回である。
フェイスブック(FB)、アルファベット(GOOGL)、アマゾン・ドットコム (AMZN)、アップル (AAPL)の代表が、本日、米上下両院に出席する予定である。両委員会では、さまざまなテーマが議題となる予定だ。
フェイスブックの幹部であるデビッド・マーカス氏が、午前10時に米上院銀行委員会での証言に挑む。焦点となるところは、フェイスブックの仮想通貨「リブラ」である。米議会からの懸念も浮上している。
議員たちは、リブラのプロジェクトを取りやめるべきだと要求している。これはパウエル議長やトランプ大統領なども同様の懸念を表明している。
それでも、投資家は議員がリブラを受け入れるのではないかと期待しており、フェイスブックの株価は好調である。マーク・ザッカーバーグ氏率いるフェイスブックは、モバイル広告で成功したイニシアチブを展開してきた実績があることを忘れてはならない。また先週フェイスブックは、個人情報流出問題で罰金50億ドルという甘い処分で和解した。
下院の独占禁止法
下院では、午後2時に最も大きな公聴会が開かれる。フェイスブック、アルファベット、アマゾン・ドットコム、アップルの幹部は、独占禁止法、商務、行政に関する小委員会の前に出席する。
米議会からの懸念も浮上している。
公聴会では、独占禁止法について焦点が当てられる。司法省がアルファベットを調査していたと報道されてから6週間が経過した。アルファベット、フェイスブック、アマゾン・ドットコムそれぞれの株価を引き下げた。ちなみに、この公聴会はアマゾン・ドットコムで最も長いプライム・デーの2日目に行われる。
3回目の審問は、上院憲法小委員会の午後2時30分に行われる。グーグルの検索エンジンの慣行と政治的偏見の非難に全面的に焦点を当てるのだろう。前大統領候補者で共和党のテッド・クルーズ氏が公聴会を主導する予定だ。
株式市場への影響は
この公聴会では、フェイスブック(FB)への影響が最も重要である。投資家は、議会でのリブラに関する証言に注視するだろう。スムーズに動くことができれば、フェイスブックは金融サービス会社に変わることができる。
これまでのところ、フェイスブックの幹部マーカス氏は、米政府に対し、同社の方針に沿うような規制を求めるという異例の措置を主張してきた。それが政府との摩擦を最小限に抑え、長期的な成功を保証する戦略であるかもしれない。結局、リブラが世にでるのは来年のどこかまでかかりそうだ。
残りの2つの委員会の注目度はそれほど高くないだろう。反トラスト訴訟は、立法府ではなく行政府に属する。また、ほとんどの識者は上院のグーグルのでのヒアリングは、ビジネスにとって重要なものよりも政治的な場であると考えている。
今日の政治的監視はビジネスを脅かすのではなく業界全体を成功させるために必要なものという考え方もできる。過去20~30年間で、混乱なく成長できた技術革新は存在しない。それは必然的に注意を喚起し、規制を要求する。
公聴会ではハイテク大手企業にとってはいつにもなく忙しい一日になるであろう。
(原文)
Big Tech Goes to Capitol Hill for Busy Day of Hearings
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