10月20日の安川電機(6506)を皮切りにスタートした3月期決算銘柄の中間決算発表も先月中旬に終わりましたが、日本経済新聞社の集計によるとこの上期はドル円が大幅な円高となったこともあって自動車や電機などを中心に製造業の17業種全てが減収となるなか、上場企業の純利益は4年ぶりの減益となっています。

しかし、こうしたなかでもこの上期の営業利益が二桁増の大幅増益となった銘柄もみられます。そこで今回はこうした二桁増益銘柄のなかから第1四半期は二桁減の大幅減益だったにも関わらず、第2四半期が二桁増の大幅増となり、その結果上期が二桁増益となった銘柄をピックアップしてみました。こうした銘柄では業績の急回復に株価が好反応を示すものも多くみられ、イチケン(1847)大幸薬品(4574)大豊工業(6470)では決算後に株価水準を大きく切り上げています。