第1四半期に40%台の増益となった3月決算銘柄は
7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も8月中旬に終わりとなりました。日本経済新聞社の集計では、円安や値上げの浸透、生成AI(人工知能)向けの需要増、業務の効率化による採算の改善などにより、この第1四半期の上場企業の純利益は前年同期比で10%近い増益となりました。そしてこうしたなかには大幅な増益となった銘柄もみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから、第1四半期の営業利益が前年同期比で40%台の増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えばトクヤマ(4043)は主力の化成品事業でカセイソーダの輸出数量が増えたほか、セメント事業で製造コストの改善が進んだこともあり、第1四半期の営業利益が前年同期比で45.9%増となっています。また、コナミグループ(9766)は機能の追加やイベントの実施でサッカーゲームが好調だったことなどから、第1四半期の営業利益が前年同期比で46.6%増となっています。