東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は2円安の2万408円と小幅に続落しました。JPX日経400、マザーズ指数、東証2部指数も小幅に下げましたがTOPIXは0.1ポイント高とわずかに上げています。昨日の米国市場で主要指数が高安まちまちのなか、日経平均は24円高の2万435円と小幅に反発して寄り付きました。日経平均は寄り付き後にすぐにマイナスに転じると一時は121円安まで下落しました。前場を85円安で終えた日経平均は後場寄りからやや下げ幅を縮めるとその後は2万400円近辺での値動きとなりました。日経平均は結局2円安とほぼ横ばいで取引を終えました。

東証1部の売買代金は2兆1913億円となりました。東証33業種は鉄鋼やガラス土石製品、海運業、鉱業などの23業種が上げました。一方でサービス業や情報・通信業、陸運業などの10業種が下げています。

2.個別銘柄等

東証1部の売買代金上位銘柄は高安まちまちでした。売買代金トップのソフトバンクグループ(9984)が米国市場でハイテク株が大きく売られた流れを受けて3.3%安となったほか、任天堂(7974)、ソニー(6758)、ZOZO(3092)も売られました。一方でファーストリテイリング(9983)、トヨタ自動車(7203)、ファナック(6954)、三菱UFJ(8306)、東京エレクトロン(8035)、第一三共(4568)は上昇しました。材料が出たところでは、国内証券が投資判断と目標株価を引き上げた日立建機(6305)が3%近く上昇しました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は2円安とほぼ横ばいでした。ドル円が107円台をつけるなど不安材料が多い中で本日はよく踏みとどまったという印象です。目先の焦点は日経平均が2万円の節目を維持できるかというところになりそうです。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)