飛行機の中で映画を二つ見ました。ひとつは、Cold Pursuit。邦題はスノー・ロワイヤルで、リーアム・ニーソン主演。舞台はデンバー郊外の雪深い田舎町キーホー。タランティーノ一派が制作に関わっていて、アクション映画なのですが、ナンセンスな味があり、とてもアメリカ的。

もうひとつは、VICE。邦題もバイス。ブッシュ大統領(息子の方)の時の副大統領を務めたディック・チェイニーの話なのですが、実際のストーリー自体が驚きの連続で、あれだけの大国がこんな風に運営されてしまうのか、という事実(と描かれていること)自体がナンセンス、かつ反共和党的な政治色も敢えて露わにあり、それら全てがアメリカ的でした。

二つの映画はノンポリなフィクションのナンセンスと、ポリティカルなノンフィクションのナンセンスという、両極にある映画で、その振れ幅が即ちアメリカ的で、とても楽しむことが出来ました。アメリカの多様性は逞しく、そしてそれが様々な力を生んでいるのだと感じました。参考にしたいと思います。