接待は、どうせやるなら徹底的にした方がいい。接待という表現が適切かは分かりませんが、今回のトランプ大統領接待は、そんな感じがします。トランプ大統領は根っからの政治家ではなく、元々はビジネスマンですから、接待をしてされて、関係を作りながら交渉する、と云うのは慣れたプロトコールだと思うので、そのような付き合い方をするのは、恐らく外れたことではないでしょう。
ところで日米の関係を考える時、私はいつもアメリカで売られている世界地図を思い出します。真ん中にニューヨークやワシントンD.C.がある。そこから東に向かっていくと、大きな大洋、大西洋の向こうにイギリスという島があり、その先に大陸がある。一方アメリカから西に行くと、大きな太平洋の先に日本という島があり、その先に大陸・中国がある。イギリスと日本はアメリカにとって、巨大な不沈空母のようなもので、安全保障上あまりにも重要である事が容易に想像できます。
大西洋・太平洋を渡ってくるロケットはアメリカ本土に到達するまでに20分はかかるでしょうから、充分撃ち落とすことも出来る、ふたつの不沈空母さえしっかり機能していれば。地図を見て、アメリカからすると気になるだろうなぁ、と思われるのはロシアです。北極圏辺りで、かなり接近しているのです。そんな風に見ると、アメリカの行動様式が、なんとなく分かる気がします。
ま、これはかなり浅薄な見立てで、実際はもっともっと複雑だと思いますが。いずれにしても、日本にとっての唯一の同盟国であるアメリカ。べったりとし過ぎるのには賛否両論があるでしょうが、関係を遠くすることは自分で出来ても、関係を近くすることは相手が居ることなので、先ずはそこを固くしておくのは、恐らくいいことでしょう。
東京の街は警官だらけで、多くの車が運行を自粛しているようで、道は空いています。今日のマーケットも空いてたなあ。日本の経済やマーケットの活性化に繋がるような議論をして欲しいですね!