昨日、ビットコインが突如暴騰しました。前日比約20%。その理由については、色々な憶測があります。可能性のある理由をマクロ的な順番に云うと、アメリカを中心に金融緩和感が強くなり、いわゆるマネーが余ってきて行き先を探し始めた。金融緩和・面倒見の良い中央銀行政策を背景に為替市場を含めボラティリティが低迷し、投機マネーが行き先を求めた。アメリカSECによるビットコインETFの審査の結果を出す期限の延長が発表され、これは認可されるのではないかとの憶測が広がった。そして極め付けが、謎の大きな買い注文がビットコインに入った。
全部かも知れないし、どれも違うかも知れません。恐らくその間のどこかでしょう。しかし!小型株ではありません。約10兆円も時価総額があるモノが、一日で20%も上昇!これに注目しなくて何に注目するのかと、トレーダー出身の私は思ってしまうのです。マーケットはひとつです。ニューヨークも東京も、債券も株式も仮想通貨もコモディティも、ひとつの大きなマーケットの中の構成要素です。そのマーケットの中に、アメリカ中央銀行の金融緩和的な姿勢を背景に、リスクオンな雰囲気がちょろちょろと出始めているのでしょう。要注目ですね!