2017年10月27日(金)、マネックス証券は日経平均が3万円へと上昇する見通しを発表しました。あわせて、2017年11月に日経平均3万円の到達予想時期とコメントを掲載しました。

日経平均3万円への道。達成時期はいつ?(2017年11月9日掲載)

今回、2018年5月の日本市場の株安を受けて、日経平均の見通しを一部変更いたしました。各人のコメントをご覧ください。

アップデート 日経平均は3万円へ。マネックス証券と有識者の見通し
3万円到達予想時期とコメント

3万円到達予想時期

2019年度中

コメント

●3月に日経平均3万円達成に向けてのリスク要因を整理した。その時点では、円高などによるセンチメントの悪化が懸念されたが、足元では世界経済には不確実性が高まっている。

●現在市場で懸念されているのは、米中貿易摩擦と新興国リスク。しかし、国の基礎的な力が改善していることから、これらが市場にショックを招くシナリオは考えにくい。

●国内では、企業のIT活用による効率化等で利益拡大が続く。物価上昇率の失速が株価の重石になっている。しかし、むしろ金融政策維持で円安になれば企業収益や株価にプラス。株価は今期後半には持ち直しに転じるだろう。

現在、日経平均3万円達成の時期を「2019年度中」と予想している。年初に、1年程度達成時期を延期したが、これは主に、これまでのトレンドと異なる円高の動きや、市場センチメントの悪化などが見られたためだ。
しかしそれ以降、海外経済にはさらなる懸念材料が出てきた。米中の貿易摩擦による中国経済の失速、新興国の通貨下落などである。これらを受けて、市場のセンチメントの回復に時間がかかっている。
半面、海外の懸念材料は、以下の通り、本格的な市場のショックを招くとも考えにくい。今年度後半にはこれらの要因が落ち着く可能性が高いと考え、3万円達成の時期は「2019年度中」に据え置く。

詳細は、大槻奈那のレポート:金融テーマ解説「日経平均3万円への道」アップデート:リスクはどこまで顕在化するかをご覧ください。