【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 26091.95 △60.14 (2/25)
NASDAQ: 7554.46 △26.92 (2/25)
1.概況
昨日の米国市場で主要指数は上昇しました。トランプ大統領が米中の貿易交渉期限を延長すると発表したことが好感され94ドル高で寄り付いたダウ平均は、寄り付き後も堅調に推移すると一時は200ドル以上上昇する場面もありました。26日にパウエルFRB議長の講演を控えていることもあってか午後に入って上げ幅を縮めるとダウ平均は結局60ドル高の26,091ドルで取引を終えました。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も26ポイント高の7,554ポイントと続伸しています。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち素材や情報技術、金融などの7業種が上げました。一方で不動産や公益事業などの4業種が下げています。
4.個別銘柄動向
ダウ平均を構成する30銘柄中20銘柄が上昇しました。キャタピラー(CAT)とダウ・デュポン(DWDP)が2%前後の上げとなったほか、ゴールドマン・サックス(GS)とJPモルガン・チェース(JPM)もともに1%以上上げました。一方でウォルト・ディズニー(DIS)とホーム・デポ(HD)が1%以上下げています。ダウ平均構成銘柄以外では、バイオ製薬事業を売却すると発表したゼネラル・エレクトリック(GE)が6%以上上げています。
5.為替金利等
米長期金利は前日比0.01%高い2.66%となりました。ドル円は円安に振れ111円近辺で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
本日の日本市場は米株高と円安を受け上昇してのスタートが予想されます。昨日同様寄り付き後も堅調に推移できるかがポイントとなりそうです。
(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)