みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永です。今週も窓についての解説です。それでは早速チャートで確認してみましょう。

【図表1】 日経平均株価 (日足)
出所:i-chartより株式会社インベストラスト作成
※埋まった窓は青色で表示、埋まっていない窓は赤色で表示

まずは前回の指摘事項から確認したいと思います。前回は「75日移動平均線を上回るかどうかが2月12日の終値を基準として上と下にあるまだ埋まっていない窓のどちらを埋めるかに影響を与えそうです」としましたが、今週に入って週初から切り返す展開となり、2月19日現在では75日移動平均線上を回復しているのが分かります。

また、5日移動平均線に加え、25日移動平均線も上向きに変化しており、反発が続いていると言えます。

そのため、まだ埋まっていない窓のなかで最も近い窓である昨年12月17日と同18日のあいだにあけた窓を埋めるのではないかと思われます。

仮にこの窓を埋めて75日移動平均線や上向きの5日移動平均線上を維持するようですと、まだ埋まっていない昨年12月4日と5日のあいだにあけた窓を埋めることも視野に入るのではないかと思われます。

そうなりますとちょっと気が早いですが、次に視野に入ってくるのが昨年10月2日に高値をつけたあとに発生した窓になります。一方で新たに発生した窓もあります。それが、2月14日と15日、また15日と18日の2つの窓です。(この窓はコモンギャップと考えられます)5日と75日移動平均線上を維持しているあいだ、この窓を埋めることはありませんが、5日と75日移動平均線上を維持できずに下回ってしまうようですとこの窓を埋めることになりそうです。ただこの時注意が必要なのが、今の反発が終わってしまうことも考えられるということです。

仮に新たに発生した窓を埋めても、25日移動平均線がサポートになって直ぐに反発するようですと反発の継続が期待される反面、新たに発生した窓を埋めると同時に25日移動平均線を割り込んだ場合は下方向にあるまだ埋まっていない1月4日と7日のあいだにあけた窓を埋めることも考えられますので注意が必要です。