新年明けましておめでとうございます。

1月4日に臨時にコラム「新年波乱をどう捉えるか」を出し、米ドル/円の1月3日終値の位置とその後の方向が大事と述べましたが、3日終値は107.657円、108円台の下げ三波動計算値を回復できなかったものの、その後わずかながら上昇となりました。

【図表1】米ドル/円(日足)
出所:筆者作成

一応12月27日にNT108.268円、12月25日にV108.578円は回復しているものの、12月25日コメントで重視した108.931円には届いていません。

1月3日の下ヒゲ部分は別として、反発力は乏しいものとせねばなりません。

目先変動では、受動的に下げる日足転換線に対する反応が大事となりますが、当面は1月3日変動の影響力を受けざるを得ない相場であります。

1月3日安値を中心とする対等数値の変化日である1月10日(6日の下落に対し6日目)、1月23日(15日の下落に対し15日目)、基本数値9日目の1月15日、17日目の1月25日など細かくチェックする必要があります。

また2018年12月27日からの下落は2018年5月21日高値水準からの下落でもありますから、2018年5月21日からの基本数値、2018年12月27日までを第二波動とする下げ三波動変化日も重視せざるを得ず、極めて多くの変化日がここまで出ていることがわかります。

これら変化日の取捨選択をどのようにしていくかは追々相場に応じて述べていくこととしますが、今回改めて2018年12月25日から提示している変化日を再確認ください。

1.12月25日提示の変化日

(1)1月11日
2011年10月31日安値から2015年6月4日高値まで937日に対し、2015年6月高値から937日目(2015年高値を中心とする最大の時間経過が為されるポイント)

(2)12月25日、1月18日、2月18日、3月1日
2012年9月28日安値、10月11日安値、11月9日安値、12月4日安値から2015年6月4日高値までそれぞれ698日、689日、668日、651日の上昇時間に対し、2016年6月24日安値から651日目12月25日、668日目1月18日、689日目2月18日、698日目3月1日

(3)2月11日、2月22日、3月13日
2013年10月9日安値、10月25日安値、11月7日安値から2016年6月24日までそれぞれ706日、693日、684日の二波動構成に対し、2016年6月24日安値から684日目2月11日、693日目2月22日、706日目3月13日

【図表2】米ドル/円(週足)
出所:筆者作成

2.1月4日提示の変化日

2018年10月高値から76日目1月23日、83日目2月1日(2月4日が16年安値から一巡環)

【図表3】米ドル/円(週足)
出所:筆者作成