目先の焦点は10月安値から反転上昇につなげられるか
10月上旬の当コラム「超マニアックな日柄」では、日経平均の重要な日柄(変化日候補)をご紹介しました。今回はその補足として展開させていただきます。
10月は、2日、9日、17日、29日が比較的重要な日柄だとお話しましたが、ここから目先重要な日柄はいつになるのでしょうか?
その前に、価格面では、1月高値(24,129円)からの急落後、2月~3月に不安定な上げ下げがあったように、10月安値(20,971円)を起点にした今回の不安定な上げ下げも、「相似形」としてあるべき姿です。目先の焦点は、10月安値前後から反転上昇につなげられるかです。
直近の10月高値(24,448円)~10月安値までの下落幅3,477円は、1月高値~3月安値(20,347円)までの下落幅3,782円を上回っていません。なので、このまま後者の下落幅以内でとどまることができれば、再び高値更新に向けた動きを見込むことはできます。
今週前半に下値買いのチャンスが来る可能性
さて、日柄に戻り、日経平均は2016年6月安値(ブレグジット懸念などで付けた安値)から見ると、概ね、主要な高値、安値、加速日から「175日~180日」経過すると、また主要な高値、安値、加速日を迎えることがわかります。2016年6月24日安値~2017年3月13日高値までが「176日」、2017年4月17日安値~2018年1月4日(加速日)までが「177日」。そして10月上旬の当コラム「超マニアックな日柄」では、同じ水準に同じような大陽線が出現したとして、1月4日と9月18日の加速日同士の「176日」間をご紹介いたしました。
また、上述した「相似形」も、「175日~180日」でお互いに上手くかみ合っています。例えば、2月14日安値~10月26日安値までは「175日」、2月27高値~11月8日高値までは「175日」、3月5日安値~11月21日安値までは「180日」。そして、今回に当てはまる3月26日安値から「175日~180日」経過した日は、12月6日~12月12日となります。ですので、今週前半で下に突っ込む場面は下値買いのチャンスになる可能性があります。ただ、あくまでも日柄面から言えることであって、リスクは小さくないことを念頭に置く必要があります。
そして、「175日~180日」とはまた別の期間でみると、5月21日高値~9月7日安値までの「79日」も重要です。その期間はもみ合い期間でした。9月7日安値から「79日」を先に当てはめると、年明けの1月8日となり、その前後は変化日として注目に値します。