日産自動車のカルロス・ゴーン会長が、金商法違反容疑で逮捕されました。かなりショッキングなニュースです。真相は未だ良く分かりません。

日本株式市場は売られ、あたかもゴーン・ショックのようなイメージを抱きかねませんが、恐らく実体は違うでしょう。この事件の問題は、日本の上場企業のコーポレートガバナンスの問題と云うよりも、個人の問題であり、それは日本よりも西欧に於いてまま見られてきた類型の問題です。昨晩アメリカ株式市場が売られた影響と、一部の銘柄には、ビットコインが昨晩大きく売られた影響が、日本株を或る程度押し下げたのでしょう。

もちろん今後の日産やルノーの関係などについて、注意を払って見守っていく必要がありますが、印象で全てを一緒にしない方がいいと思います。日産が今まで推し進めてきたことも、印象で事件と一緒にしないで、別のこととして評価していく必要があると思います。