今日、不思議な人に会いました。彼は29歳。アメリカ人。アイダホの数千人しかいないど田舎に生まれ育ち(正確にはそこから更に離れた集落らしいですが)、今は日本で働いている青年です。その彼にとって、マネックスは特別な存在だというのです。

若い時にシアトルの図書館で、世界の(アメリカにとっての)外資系企業一覧、みたいな百科事典を読み、そこに小さくマネックスのことが書かれていて、ど田舎に育ったのでテクノロジーとか一切信用していなかった彼は、テクノロジーを使って創られた新しい金融機関と知って強い印象を持ち、以来、マネックスは常に気になる存在だったというのです。そして、だから一度会いたいです、という飛び込みの連絡が来て、私は会うことにしたのでした。

彼の話は本当でしょうか?会って話を聞いた感じでは、本当のようでした。しかし遠いアイダホの、更に山間部の小さな町のアメリカ人に、そんな影響を与えたとは、容易には信じがたいのですが、表情や反応を見ていると本当の話のようで、事実は小説よりも奇なりと云いますし、こんなこともあるのでしょう。

アイダホは、ポカテロという小さな町に、私は3回ほど行ったことがあります。彼の故郷も、ポカテロから近い(とは云っても20マイルほど離れているようですが、あの辺りではそれはかなりの御近所です)町だそうです。あの辺りは、私にとっても特別な地です。特別同士が出会った、不思議な空間でした。色々と面白いことが起きるものですね!