【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 25387.18  ▼602.12 (11/12)
NASDAQ: 7200.87  ▼206.03 (11/12)

1.概況

米国市場はゴールドマン・サックス(GS)やアップル(AAPL)の大幅下落を受けて大幅続落となりました。ゴールドマン・サックスはマレーシアの政府系ファンドの巨額資金流用に関与したとされたことが嫌気されたほか、アップルはiPhoneの販売不振懸念が出たことで売りがかさみました。29ドル安と小幅に下げてスタートしたダウ平均ですが、急速に下げ幅を広げると昼過ぎには500ドル安余りまで下落しました。その後一旦下げ渋ったダウ平均ですが、引けにかけてさらに下げ幅を広げたことで引け間際には650ドル安近くまで売られました。結局ダウ平均は602ドル安の25,387ドルで取引を終え続落となっています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も206ポイント安の7,200ポイントと3日続落となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち不動産を除く10業種が下げました。そのなかでも情報技術が3%以上下落したほか、一般消費財・サービスとエネルギーも2%を超える下げとなりました。また、金融と資本財・サービスも2%近く下落しています。

4.個別銘柄動向

マレーシアの政府系ファンドによる巨額の資金流用に当時の最高経営責任者(CEO)が関与した疑惑が取り沙汰されていることでゴールドマン・サックスが7%以上下げダウ平均構成銘柄で下落率トップとなったほか、iPhone向けに顔認証センサーを供給するルメンタム・ホールディングス(LITE)が大口顧客から10-12月期に出荷を大幅に減らすよう要請を受けたと公表したことでiPhoneの販売不振が懸念されアップルが5%安となりました。ルメンタム・ホールディングスは急落し33%近く下げています。また、目標株価の引き下げを受けて画像処理半導体大手のエヌビディア(NVDA)も8%近く下げています。さらに最高経営責任者(CEO)が資産売却による負債削減を最優先に進める考えを示したゼネラル・エレクトリック(GE)も事業基盤がさらに弱まるとの懸念から7%近く下げています。一方で写真用品メーカーのイーストマン・コダック(KODK)が印刷包装部門を約3億9000万ドルで売却すると発表したことで急伸し18%以上上げています。

5.為替・金利等

ベテランズ・デーの振り替え休日で米債券市場は休場でした。ドル円は113円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株安を受けて大きく下落してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均は節目の22,000円を割り込みそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)