昨晩の米株、今日の日本株と、各市場の株価は大きく戻しました。きっかけはアメリカ企業の好調な業績発表。最近マーケットが、政治からの雑音を主な震源地として、乱れがちでしたが、これらの雑音は株価を、本来の価値(フェアヴァリュー)から上下に変動させる要因となります。しかしフェアヴァリュー自体を決めるのは、企業の価値であり、それは即ち、概ね業績です。

企業業績という主たる重心があり、その周りの様々な環境が、上下動の波を作る、というイメージです。今回はこのような短期的な波で下にぶれている時に、重心を決める業績が上振れして出てきたので、一気に大きく反動したのでしょう。マーケットにとっての重心と波、これらはどちらも重要です。片方だけに目や心を奪われてはいけません。しっかりと両方見ていきましょうね!