昨日、当社の八戸事業所開設10周年の「感謝の会」を八戸で開きました。マネックス証券のお客さまからのお電話と口座開設など書類の大部分を、当社八戸オフィスにて受けさせていただいております。感謝の会は、八戸オフィスの開設と運用を支えてきて下さった、市役所の方々、地元取引先の方々、そして社員とその家族の皆さんなどを対象に行いました。

思い起こすと今から12年ほど前に、私は或る人に誘われて、コールセンターの立地場所候補としての視察を兼ねて、起業などをテーマとする講演をしに、八戸を生まれて初めて訪れたのでした。それから様々な紆余曲折や、何よりも綿々たる日々の営みの蓄積を経て、開業10周年を迎えることになりました。今では約100名の社員が、八戸でお客さまの対応をさせていただいております。

「なんで八戸にしたのですか?」「八戸はいいですか?」と、昨日は何度も聞かれました。しかし正直なところ、元々八戸市から聞かされた「ウリ」は、必ずしも実現しなかったことの方が多く、また、日本中を立ち寄って探索することが多い私にとっては、日本中の多くの場所が皆いいところでもあるので、何も八戸が特別ではないのです。然しながら、今の当社にとって、そして私にとって、八戸は明らかに本当に特別な場所であり、思いが詰まり、離れることが出来ない、大切で、大好きで、掛け替えのない場所なのです。

それは何故か?それは「縁」を継続して育ててきたからに他なりません。八戸が特別だから10周年を迎えたと云うよりも、縁を積み重ねて大切に10周年を迎えたから八戸が特別になった、と云う方が正しいような気がします。これからも縁と人を大切にしていきたいと思います。