東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は135円安の2万3975円と続落し2万4000円の節目を割り込みました。TOPIXやJPX日経400も下落しましたが、日経平均の0.6%安に対しTOPIXは0.1%安と下落率は小幅にとどまりました。新興市場のマザーズ指数も下落しましたが東証2部指数は小幅に上昇しています。昨日の米国市場でダウ平均が上昇したこと、ドル円が114円台半ばまで円安に振れたことを受け日経平均は131円高と反発して寄り付きました。

日経平均は寄り付きの水準がほぼ1日の高値になるとその後は上げ幅を縮めました。10時半頃にマイナスに転じた日経平均は前場を56円安と小安く終えました。日経平均は後場に入ると一段安となりまもなく187円安と1日の安値をつけました。その後いったんはやや盛り返す場面もあった日経平均ですが大引けにかけても軟調に推移し結局135円安で取引を終えました。東証1部の売買代金は3兆1077億円となりました。東証33業種は日米の長期金利上昇を受け収益改善期待が高まった銀行が2%を超える上げとなったほか、石油石炭製品、保険業、卸売業など21業種が上昇しました。一方で医薬品や化学、その他製品など12業種が下げています。

2.個別銘柄等

東証1部の売買代金上位銘柄は高安まちまちでした。売買代金トップの任天堂(7974)が1.3%安となったほか、ファーストリテイリング(9983)、ソニー(6758)、資生堂(4911)、スルガ銀行(8358)がいずれも下げました。一方で次世代の交通サービスの開発で提携すると発表したソフトバンクグループ(9984)とトヨタ自動車(7203)がともに堅調だったほか、金利上昇を受け三菱UFJ(8306)、三井住友(8316)、みずほ(8411)のメガバンク3行が揃って大きく上昇しました。その他材料が出たところでは公募増資を発表した東急不動産(3289)が11%を超える大幅安となりました。一方で今期の業績予想を上方修正した学習塾の東京個別指導学院(4745)が6%を超える大幅高となっています。

VIEW POINT: 明日への視点

上昇して始まった日経平均ですが昨日同様に売りに押されて続落となりました。ただ、東証1部の値上がり銘柄数1,236に対し値下がり銘柄数は800と値上がり銘柄数が上回っており、実質的には本日の日本市場は横ばい程度という見方ができそうです。このまま大きく下げずに2万4000円どころで踏みとどまることができるかどうかが目先の注目を集めそうです。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)