PORTFOLIO OVERVIEW( 12 Feb 2018)

株式市場の混乱が始まって以来、FX-1ポートフォリオのパフォーマンスはどうであったかというと、わずかにプラスである。前回の雇用統計の発表日前日から直近まで約0.1%のプラスであった。とりたてて言うほどのものではないが、少なくともマイナスにはなっていない。

FX-1のシステムには「グローバル・リスク・インデックス (GRI)」というファクターがある。GRIは市場リスク、銀行の資金調達リスク、信用リスク、流動性リスクといった様々なリスクを捉える変数の平均値である。

GRIがある一定の閾値を超えると FX-1は「セイフ・ヘイブン(安全な寄港地)」通貨にシフトする。リスク回避の状況下では、投資家はキャリーにも、グロースにもバリュエーションも関係なく、ひたすら 資金を引き揚げようとする。これまでのところGRIの株式ボラティリティのコンポーネントだけは急激に上昇しているものの他のコンポーネントはそうでもない。よってGRIファクターはまだ点灯しておらず、FX-1は本格的なリスクオフ・モードにはなっていない。

ポートフォリオはドルを若干ショートしていた。円を除いてドルが全通貨に対して上昇しても、ポートフォリオはしっかりしていた。これは円を大幅にロングしていたおかげである。またポートフォリオでショートしていた通貨に対してドルが大きく上昇したこともプラスに働いた。

今週についてはドルのショートを削って実質的にニュートラルにした。最大のロングはリスク回避的になった市場から恩恵を受けやすい円である。上述した通り、まだ本格的にセイフ・ヘイブンにシフトするようなリスク回避モードでないとしても、円はやはり恩恵を受けるだろう。

FX-1 STRATEGY Current Portfolio as of 12 Feb 2018

「+」の符号はその通貨のロング(買い持ち)を、「-」の符号はショート(売り持ち)を示す

現在のポートフォリオ
(Feb 12)
豪ドル
AUD
ユーロ
EUR
英ポンド
GBP
NZドル
NZD
カナダドル
CAD
スイスフラン
CH
日本円
JPY
ノルウェークローネ
NOK
スウェーデンクローナ
SEK
成長要因 -5.7 +19.0 +4.1 -12.5 -13.5 +9.0 +14.6 +10.8 -10.8
キャリー 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
バリュエーション -8.2 -2.6 +8.8 -10.7 -6.3 -19.0 +10.6 +19.0 +14.8
グローバル・リスク 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
ポジション調整 +3.8 -4.5 -3.5 +6.3 +5.4 +2.7 -6.9 -21.1 -1.1
最終ウェイト -10.2 +11.9 +9.3 -16.9 -14.4 -7.3 +18.3 +8.7 +2.9

ネットUSD(米ドル)ウエイト:-2.4

前回のポートフォリオ
(Feb 05)
豪ドル
AUD
ユーロ
EUR
英ポンド
GBP
NZドル
NZD
カナダドル
CAD
スイスフラン
CH
日本円
JPY
ノルウェークローネ
NOK
スウェーデンクローナ
SEK
成長要因 -8.2 +20.4 +6.1 -14.2 -16.8 +8.8 +15.8 +7.6 -2.1
キャリー 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
バリュエーション -8.2 -2.6 +14.6 -10.6 -6.2 -18.6 +6.2 +18.6 +14.5
グローバル・リスク 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
ポジション調整 +6.1 -6.6 -7.7 +9.2 +8.5 +3.6 -8.1 -18.6 -4.6
最終ウェイト -10.3 +11.2 +13.0 -15.6 -14.5 -6.2 +13.9 +7.6 +7.8

ネットUSD(米ドル)ウエイト:-6.9

ヘルプ

表の見方について広木が動画(約12分)で解説しています。

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DeepMacro FX-1 Strategy 通貨モデルの説明